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かけがえの無い時間

2026.07.17|Blog

義理の父がALSという難病になりました。

 

筋肉が少しずつ弱っていき、思うように体を動かせなくなる病気です。 

 

4月に入院した頃は、まだ会話ができていました。

少し前は散歩にも出掛けられたんですがね。

 

 

 

病気の進行が思いのほか早く、飲み込むことが難しくなり、栄養は点滴で補っています。

 

少しずつ痩せて、筋肉も減り、声も出しづらくなってきました。

 

痰が絡み、呼吸が苦しそうに見える日もあります。

 

それでも、お父さんは前向きに毎日を過ごそうとしています。

 

 

一生懸命、言葉を返してくれる姿に、励まされているのは私たちのほうです。

 

 

だからこそ、できるだけ笑ってほしい。

顔を見て安心してほしい。

 

職場から施設が近いので、仕事の合間に30分だけでも会いに行ける日は顔を出しています。

 

お父さんは私が自転車のヘルメットを被ってるのをみると何故か歯をだして笑ってくれます。

 

話しているのは、ほとんど私。 

 

お店であったことや、何気ない出来事を話すと、お父さんはうなずきながら聞いてくれます。 

 

左手の薬指と小指は動かしづらくなり、足先は冷たくなっています。

 

私は手が温かいほうなので、ノアールサティバのCBDオイルを使いながら、手や足をやさしくマッサージしています。 

 

 

 

そのとき、お父さんが言ってくれた言葉があります。

「エイコさん、あったかくて気持ちいい。」

その一言が、本当にうれしくて。 

 

 

ALSを治すことはできません。

 

でも、手で触れること、ぬくもりを伝えることはできます。

 

美容師という仕事を通して、私はずっと「手当て」の力を信じてきました。

 

髪に触れ、頭に触れ、お客様に寄り添う。

今、その手は家族にも向けられています。

 

 

 

治療ではなくても、安心してもらえる時間。

笑顔になってもらえる時間。 

 

そんな時間には、大きな意味があると感じています。

 

毎日が当たり前ではないからこそ、今日という時間を大切に。

 

 

 

お父さんと過ごすこのひとときは、私にとって、かけがえのない時間です。

 

 

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